ロースおじさんの催眠音声







※深呼吸して、リラックスして、ゆっくりとお読みください





こんばんは。ロースおじさんやで。今日も一日お疲れ様。
今からキミに催眠術をかけるから、リラックスして聞いてな。

まずは部屋を薄暗くして、布団に仰向けに横になって、目をつぶってね。肩の力を抜いて、リラックス。

どんどん力が抜けていく。どんどん力が抜けていく。
ゆっくり、ゆーっくり。体ごと落ちていく。
落ちていく。落ちていく……
落ちていく。

体の芯が暖かくなって、全身がポカポカになっていく。
息を吸って……吐いて。吸って……吐いて。
ゆーっくり、ゆっくり。足先から感覚がなくなっていく。
宙に浮いてるみたい。体と布団の境目がなくなって、ドロドロに溶けていく。


キミの形は溶けてなくなって、小学4年生の上履きになっている。
キミは「上履き moonstar カラーメッシュ01 レッド」になっている。


そこに、上からけんちん汁が注がれる。
アッツアツのけんちん汁が中敷きに注がれる。
タポタポ、タポタポ、気持ちいい。
タプタプ、タプタプ、気持ちいい。

上履きにけんちん汁を注ぐのは気持ちいい。
そうやろ?

おじさんが10数える間に、けんちん汁で上履きがいっぱいになっていく。こぼさないように、しっかり受け止めるんやで。


10…

タポタポ、タポタポ。気持ちいい。

9…

タポタポ、タポタポ。気持ちいい。

8…

タプタプ、タプタプ、タプタプ。

7…

タプタプ、タプタプ、タプタプ。

6…

タプタプ、タプタプ、タプタプ、タプタプ。

上履きに8割がた注がれている。気持ちいい。

5…

けんちん汁がこぼれちゃいそう……気持ちいい。

4…

タプタプタプタプ。こぼしたらあかんよ……

3…

気持ちいい、上履き気持ちいい。けんちん汁気持ちいい。

2…

もう限界? ダーメ。我慢して、けんちん汁を受け止めるんや……

タプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプ

1…

タプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプ

表面張力でけんちん汁がこぼれそう!
気持ちいい…! けんちん汁…! 上履き…いっぱい…!

タプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプ



0!!!



こぼれてるッ! 上履きからけんちん汁こぼれてるッ! すごいッ!アツアツのどんどんこぼれるッ! ささがきのゴボウこぼしてッ! 里芋煮崩れちゃうッ! るほおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!



ぽおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ………!!!!



お疲れ様。どうやった? 布団が大変なことになってると思うけど、いつもこうなるから心配する必要はないんよ。
それじゃ、また上履きになりたくなったらいつでも聴きに来てね。






(CV:銀河万丈)
 
 
 






















とんかつQ&A「少数派」

Q.
 

最近観た映画がかなりイマイチでした。Twitterのタイムラインが絶賛コメントでうめつくされててハードル上がりまくりだったんでがっかりです。正直に「説教臭くてつまんなかった」と書きたいけど人気に逆らうヒネクレものみたいに思われそうだし、見ず知らずの信者に晒しあげられそうでモヤモヤします!!! 僕の感覚がおかしいんですか!? 助けてロースおじさん!!



お名前:地黒パンダさん





A




あーい。ロースおじさんやで。


言っちゃ悪いけど「人気に逆らうヒネクレものみたいに思われそう」ってキミ実際そうやない? 映画化されると原作小説買えなくなるタイプじゃない? 知らんけど。もちろん「つまらなかった」って判断自体はストレートな感情なんやろうけど、そのあと「ヒネクレものだと思われそう」とか「信者に晒されそう」とか先回りして考えちゃってる思考回路が、まさにヒネクレもののメンタルよ。ま、ヒネクレた性格は人生のアクセントやし、おじさんの精巣捻転に比べたらケツのイボみたいなもんやで。
 
 
問題は地黒パンダさんが、何のせいでモヤモヤしてるかよね。この原因を見誤ると、あさっての方向にヘイトをばらまいてモノホンの恨みを一括購入してしまうからね。おじさん思うんやけど、モヤモヤの原因は映画の内容でも祭り上げてる信者さんでもなくて、状況を作ってる構造そのものやない? つまりね、評価が9:1くらいで対立するときに必ず誰かが抱えるモヤモヤなんよ、これ。ジョーカー引いてもうたんよ。後ろにボンビー張り付いとるんよ。
 
 
好きなものについて語るのが楽しいのは、ヒトの感じ方や考え方がそれぞれ違うのに、なぜか誰かと感情を分かちあえるすごい偶然のおかげや。おじさんがグーペの宣伝もせず小4情報を発信し続けてるのも、地球のどこかの同類が共鳴してくれるのを思ってなとこあるし。だから好みの一致って基本的に「奇跡」なんよ。ただ、その規模が大きくなりすぎるとそれが当たり前になってくるんよね。同類だけで構成された共同体、通称「キセキの世代」が誕生するんや。差別や偏見に繋がるのならまだマイノリティ側は倫理的に反論できるけど、このキセキの世代は基本的に「イイね!」を共有してるだけやから責めることもできず、外野にはモヤモヤが残るってわけ。
 
 
この構図ができあがってしまうのは、ヒトという生き物の習性やからどうしようもないのかもしれん。でも、モヤモヤの仕組みがある程度分かってれば無闇にイラつくことは減るし、冷静になれるんやないかな? これを意識せずに批判すると、文句の矛先が作品を楽しむコミュニティそのものに及んで、いらぬ反発を招きがちや。作品に向き合った批判なら受け入れられると思うで。
 
 
そうそう、そんなマジョリティとマイノリティの対立の構造を、いま公開中の映画『ズートピア』はエグいくらい正確に描いてくれてるで! うさぎの警察官「ジュディ」とキツネの詐欺師「ニック」が事件捜査に挑むんやけど、脚本もテーマも映像も高水準でオススメ! ライムスター宇多丸も「あまりにも欠点がない」って言ってた! 最高ッ! 冒頭に出てくる小4(推定)のジュディちゃん最高ッ!! 観ないと損ッッ!!