とんかつQ&A「スケボー」

Q.

ロースおじさんこんにちわ。最近モテるかと思ってスケボーを始めたんですが、超初心者で正直右も左もわかりません。スケートパークとかに行くのもちょっと怖いです。スケボーに乗れない体型のおじさんにこんなことを聞くのもなんですが、スケボーがうまくなるコツみたいの知ってたら教えてください。知らなかったら別にいいです。


 

お名前:東京付箋丸さん



A




スケボーは1にも2にもとにかく「プッシュ」や。「プッシュ」っちゅうのは、前足を乗せたデッキを後ろ足で蹴って前に進むスケボーの一番基本の動きのことね。なんでこんな基本的なことが一番大事かっちゅうと、スケボーはスケーター用語で言う「スタイル」、言わば「乗り方それ自体のかっこよさ」がすごく大切だと考えられとる世界で、いくらテクニックがあってたくさんのトリックができるスケーターでも、プッシュが下手だったり、乗り方がダサいと「いけてない」と思われてしまうような世界なんよ。スケボーという文化の中では、必ずしも巧い=かっこいいではないっちゅうこと。
 
 
Z-BOYSという伝説的なチームに所属したジェイ=アダムスっちゅうスケーターがいるんやけど、彼の残した有名な言葉に「やっている事が格好良く見える限り、俺達はとことんまでやる。スタイルこそが全てだ(style is everything.)」ってのがあって、これが後世のスケーター達に大きな影響を与えてるんよ。だからキックフリップだ、チックタックだと言う前に、とにかく「プッシュ」。飽きるほど「プッシュ」や。
 
 
初心者が間違えがちなこととして、デッキ(これも「ボード」とか言わんようにね)の後ろに軸足を置いて、前足で漕いでしまう「モンゴプッシュ」と呼ばれるダサいプッシュをしてしまうことがあるんやけど、これをやってると「イタい奴」と扱われがちなんで注意してね。あともう一つ、ダサい持ち方と言われる「モールグラブ」は一部のラディカルなスケーターからは馬鹿にされてしまうのでやめといた方がええね(こういう持ち方→http://goo.gl/okIH4l)。
 
 
渋谷とかでこの「モールグラブ」をしていると、他のスケーターから写真を撮られ、 ‪#‎mallgrab‬ とか ‪#‎poser‬(ポーザー、デッキをただファッションで持ってるだけの人)というハッシュタグ付きでInstagramにアップされちゃうんよ。こう書くと「なんだか怖い世界だな」と思われちゃうかもしれんけど、あくまで一部のストリート原理主義的な人が粋がってる人間をからかってるだけやからね! 基本的にスケーターは「一度一緒に滑ったら友達!」みたいなフレンドリーな人が多いから! 誤解せんといてね!
 
 
で、「プッシュ」が体に染み付いてきたなと思ったら、いよいよトリックの練習や。最初はやっぱり「オーリー(デッキと一緒に空中にジャンプする技)」からやるのがええやろ。一見簡単そうに見えるけど、最初はなかなか板が足にくっついてこないから、デッキの上でジャンプしてる人みたいになっちゃうんよね。基本的なトリックの一つなんやけど、「得意トリックはオーリー!」というスケーターはなかなかおらんように、非常に奥の深いトリックなんよ。例えばこのブログ(http://goo.gl/j3psfR)で、高山仁さんというスケーターがやっとるような後ろ足を寝かせたオーリーは、一朝一夕では絶対できひん。美しい形やね。
 
 
オーリーの基本的な練習ステップとしては、忍者が毎日成長する麻の上を飛んでだんだんジャンプ力を養っていくような考え方と同じで、木の枝→空き缶→ペットボトル→と徐々に高さを増やしていって、工事現場にある赤いコーンを横にして2つ重ねたものを飛べるくらいまでに成長したら、キックフリップやヒールフリップといった板を蹴って一回転させるトリックに移行していくとええよ。地道な練習の積み重ね、あとはレジェンド達のYoutubeを見て、体の動かし方を研究するのもええよね。
 
 

 
▼トニー・ホーク(スケボーの神と言えばやっぱりこの人)


 
 


▼ダニー・ウェイ(万里の長城をスケボーで飛び越えた男)


 
 


▼ロドニー・ミューレン(フリースタイルスケートの天才)




 
 
▼マーク・ゴンザレス(詩人でもありアーティストでもある)


 
 
 
 
 
スケボーは怖い人達がやっとるイメージもあるし一見「仲間入りづら〜」って雰囲気なんやけど、きちんと挨拶したりゴミを持ち帰るなどのマナーを守って行動していれば、必ず親切に接してくれるよ。スケーターはみんな「スケートに興味を持ってくれた人には、ぜひとも長く続けて欲しい!」って気持ちやからね。海外に行くとデッキを持ってるだけで人種国籍関係なく仲間扱いしてくれて、「泊めてやるからうちにこい!」なんて言われることもあるんよ。デッキ1枚で世界中のスケーターと仲間になれるのもスケボーの大きな魅力の一つといえるかもしれんね。ちなみにおじさんの夢は階段の手すりに局部を露出させて仰向けに寝転がり、その上を世界中のスケボー少年たちにガンガンにレールグラインドしてもらうことなんよ。こんな邪な考えを持ったおじさんでも、スケーター達は仲間と扱ってくれるんかな? どうなんかな? 永遠の謎を残し、2014年が終わっていく……。








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