とんかつQ&A「うわさのズッコケ株式会社」

Q.

ロースおじさんこんにちわ。小学生事情にお詳しいロースおじさんを見込んでお尋ねしますが、子供に読ませた方がいい児童書のオススメはありますでしょうか? 個人的にミヒャエル・エンデの「モモ」は絶対読ませたいんですが、まだ娘が3歳なのでいつ出そうかいつ出そうかとタイミングをうかがっています。この世の誰より子供のことに詳しいおじさんなら、きっといい本を教えてくれるはずだと思いメールしました。よろしくお願いします。


 

お名前:イカ刺しさん



A




那須正幹先生のズッコケ三人組シリーズの中でも屈指の名作、「うわさのズッコケ株式会社」やね。ズッコケ三人組と言えば、稲穂県ミドリ市花山町という架空の日本の町を舞台に、小学6年生のハチベエ、ハカセ、モーちゃんの三人組が色々な騒動や事件に巻き込まれる全50作品・累計2300万部も出とる大人気シリーズやけど、中でもこの「株式会社」は無茶苦茶面白いんよね。
 
 
話の内容としては、イワシ釣りでにぎわう港に釣りに出かけた三人組が、「こんなに人がいるなら、弁当や飲み物を売ればいい商売になるんじゃないか?」と思い立ち、クラスメイト達に株券を売って出資金を募り株式会社を設立するというものなんやけど、まぁこの話がよくできとるのよね。
 
 
ハチベエ達はスタートアップのために出資を募り、弁当やジュースを釣り客に売ることで仕入れ値と純利益の関係を理解し、思いもよらぬ売掛金の発生にもめげず株主へ利益を分配すると、「これは儲かる!」と踏んだ株主たちが株券に殺到、資本金を増資したHOYHOY商事(そういう会社名ね)は、売上拡大のためにトランシーバーに設備投資し、インスタントラーメンなどの新商品開発に乗り出すものの、釣りのシーズンが終わった港では釣り客が激減し市場は縮小。三人組は新たなマーケットを求めて奔走するんやけど、資本主義の仕組みと、商売でお金を稼ぐことの興奮がこんなに味わえる児童書は他にないんちゃうかな。子供さんにお金のことを教えたい時は、是が非でも読ませて欲しい一冊やね。あとは伊丹十三監督の「たんぽぽ」を見た後のように、ラーメンが食べたくなる一冊や。
 
 
ズッコケ三人組は児童書の枠に収まらないビターな展開もあったりして、大人になってから読んでもホンマに面白いよ。他にも「山賊修行中」、「時間漂流記」、「忍者軍団」、「心霊学入門」、「丸秘大作戦」、「家出大旅行」とか傑作めじろ押しやから、お子さんに読ませる前にぜひ大人が先に読んでみてね。おじさんは「あやうしズッコケ探検隊」で、サバイバル物の面白さを教えてもらったよ(「ユリ根」っていう食べ物があることもこれで始めて知った)。
 
 
おじさんズッコケ三人組が好き過ぎて、小学4年生時の三人組を主人公にしておじさんがありとあらゆる責め苦をハチベエ・ハカセ・モーちゃんから受ける「ズッコケ特殊警棒で豚のおじさんぶん殴りまくり大作戦」という同人誌を個人的に執筆中や。今年5月のコミティアまでには書き上げるから、そっちも是非お子さんに読ませてな。約束やで。




うわさのズッコケ株式会社 (ポプラ社文庫)




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