とんかつQ&A「万年筆」

Q.
 

いつも楽しく拝見しています。私の夫(34歳)の昇進祝いに万年筆を買ってあげようと思っているのですが、何分初心者なもので、どんなブランドのどういった物を選べばいいのか、分かりかねています。お店に行って店員さんに聞いた方がよいかとも思うのですが、その前に多ジャンルにお詳しいロースおじさんのご意見を伺ってみようと思い立ちメールいたしました。夫はいつも100円のボールペンしか使っていない万年筆初心者です。





お名前:massaさん





A




いい奥様やね。万年筆っていっぱい種類があるんやけど、個人個人の筆圧や手の大きさなどによって結構好みが分かれる代物なんよ。なので万年筆をプレゼントしようというアイディアは素晴らしいんやけど、できたらサプライズではなく、上げたい人と一緒に直接お店に行って選ぶことをオススメするよ。万年筆が持つ独特の書き味は、普通のボールペンでは味わえへんもんやし、ぜひ旦那さんをめくるめく万年筆の世界へ導いて欲しいもんやね。おじさんは今から3年前に、「ナミキファルコン」の動画を見て万年筆にずっぽしハマったクチでね。
 
 

Custom Namiki Falcon Resin Fountain Pen HD




 
角度や筆圧によって自在に変わる線の表情、ペン先が紙を引っ掻くカリカリッという音、柔らかくしなるペン先から生み出される味のある文字に、おじさんズッッギュゥゥゥゥゥゥンと心を打ち抜かれてもうてね。「こりゃすごい! このかっくいいペンで小学4年生の漢字ドリルを真っ黒に埋め尽くすんや!」という妄執に駆られたおじさんは、すぐさまアメリカのAmazonでナミキファルコンをポチったんよ(当時は海外輸入した方が安かった)。
 
 
で、届いたナミキファルコンでさっそく漢字ドリルに「球技大会」という文字をたくさん書き始めたんやけど、どうもおかしい。おじさんの頭以外の何かがおかしい。動画で書かれているような色々な太さの線が、ぜんっぜん書けんのよ。筆圧を込めるとペン先が折れてまいそうになるんよね。「変やな」と思ったおじさんがよくよく調べてみると、どうやらこの動画のようなペン先の使い方をするには、専門の研ぎ師さんに研いでもらい、よりペン先が柔らかくしなるような加工をしてもらわなきゃいけないみたいなんよ。「万年筆の世界、奥深すぎっ!」って、あの時は衝撃を受けたなあ。結局漢字ドリルは全部埋めたけどね。埋め尽くした後、1ページずつ細切りにして、にんべんのつゆに浸して食べたけどね。
 
 
まぁ研ぎ師さんにお願いするまでいかんくても、極上の書き味を味わえる万年筆はたくさんあるよ。おじさんが一本これはとオススメするなら、ペリカンの「スーベレーン M800」(Amazon価格:3万5000円ぐらい)、見た目がむっちゃ可愛いセーラーの「寄木万年筆」(Amazon価格:3万1000円ぐらい)なんやけど、一度も万年筆を使ったことがない人なら、まずは初心者向けの安価な万年筆で使い心地を体験してみるのもアリやね。パイロットのコクーンラミーのサファリペリカンのペリカーノジュニア辺りが、入門用の万年筆としては最適や。さらにパイロットさんが出しとる万年筆用インク「色彩雫(いろしずく)」を買えば、黒以外の多彩な色で文字が書けるし、パッケージもめっちゃ洒落とるから、このインクと入門用万年筆のセットは、男女問わず喜んでもらえるプレゼントやと思うで。
 
 
こんなんでお役に立てたかどうかわからんけど、ぜひ旦那さんの手にしっくり馴染む万年筆を一緒に探してみてね。あとペリカーノジュニアをつこうとる小学校4年生の子どもさんを見かけたら、すぐにおじさんに教えてね。内蔵されてるインク、全部吸いに行くから。一滴も余さずに吸い込みに行くから。必ず行くから。そのインクこそが、おじさんのリゲイン!!!!!!!!(24時間戦えますか?)
 









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脂ぎった豚でタイムラインをヌメヌメさせよう!